現在、不安障害といわれている神経質の症状を100年前に治した医者がいます。
森田正馬です。 「神経質」という月刊誌を発行していました。
神経質の症状を正しく理解すれば、単にそれだけで長年苦しみ抜いた捉われから離れ、または離れるきっかけを作ることができます。
花です。 「神経質」を読み、神経質の症状が治りました。
どうして治ったのか研究するためHPを作りました。
神経質という素質は、心が内向きの気質で、いつも自分の言語・振舞い・心構えなどのみに注意している状態です。病気ではなく、心気的になっているだけなのです。だから健康な生活をして、心を向き変えればいいのです。
喜びにも苦しみにも、可も猶ほあきたらず、
不可も必ず之を切開かんとする、時々刻々の我心のひらめきに、
「汝自身を知」らずに居られないだらう。
是好日である。正馬
生活上必要な目の前の事に、何でも手を出して、作業記憶ワーキングメモリーを活性化させましょう。
客観的事実と主観的事実を両方認め、事実に立脚し、事実上必要であれば、感情が拒否しても、実行しましょう。虫は嫌いでも、花の新芽が食べられないように、仕方なしに取り除きましょう。
好きなハンバーグのみを毎日食べていると、栄養が偏り不健康になります。色々な副菜を摂りましょう。
何の心構えもない自然の心であるとき、意識・無意識は、時々刻々変化していきます。
神経質者は感じが強いので、些細な変調でも大きく感じます。そして注意を集注させ益々変化を大きく感じます。これを病気でなく当然と思えば、ドーパミンが適正にはたらき症状は治まります。
神経質者は、いつも自分の言語・振舞い・心構えなどのみに注意し、自分の欠点や病的の所を探し求めて気にする性質です。「いつも」と「のみ」がキーワ―ドです。
不安・恐怖・不快を逃れようとしてはいけません。それは心の葛藤を盛んにし、症状を複雑にする手段になるからです。
健康な人は、不安・恐怖・不快を当然の事として「正受」しているから、「不受」になって神経質症状は起こりません。
不安・恐怖・不快をなくそうとする不可能の努力を止め、実生活に必要な可能な努力をする事が幸福です。
こうありたいと思想する事と事実が反対になり矛盾する事です。誰にでもある生理現象を、病気とカン違いする事です。